特集 アイソザイム検査
II.各論
2 酸性ホスファターゼ
倉田 義之
1
,
金山 良男
2
Yoshiyuki KURATA
1
,
Yoshio KANAYAMA
2
1大阪大学医学部附属病院輸血部
2大阪大学医学部附属病院学部第二内科
pp.1233-1237
発行日 1988年10月30日
Published Date 1988/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913783
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
酸性ホスファターゼ(ACP)はライソゾームに存在する酵素の一つであり,リン酸化合物を加水分解する酵素のうち,酸性領域に至適pHを有する一群をいう.
ACPは体内に広く分布するが,前立腺で特に活性が高い.臨床的には血清中のACPの測定が広く利用されており,その活性が異常に高値の場合には前立腺癌が疑われる.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.