Japanese
English
研究
ブドウ球菌のプラスミド抽出法とMRSA感染症解析への応用
A Simplified Method of Plasmid-isolation from Staphylococci and Its Application to Epidemiologic Analysis of MRSA Infection
飛田 正子
1
,
中込 治
1
,
上杉 四郎
1
Masako TOBITA
1
,
Osamu NAKAGOMI
1
,
Shiro UESUGI
1
1秋田大学医学部附属病院中央検査部
1Department of Laboratory Medicine, Akita University Hospital
pp.1033-1036
発行日 1988年9月15日
Published Date 1988/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913741
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臨床分離株から抽出したプラスミドが疫学的マーカーとなりうる安定なものかどうかについて,5例の患者から経時的に分離したMRSA株と7例の患者の異なった部位から分離したMRSA株からプラスミドを抽出してパターンを解析した.その結果はほぼ同一の再現性のあるパターンを示したことから,ファージ型別やコアグラーゼ型別と同様に有力な疫学的マーカーとして信頼できるものと思われた.また,黄色ブドウ球菌からプラスミドDNAを簡易に抽出する方法についても報告する.
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