学会印象記 第6回生体磁気国際会議
基礎から臨床応用へ,ますます発展するバイオマグネ
上野 照剛
1
Syoogo UENO
1
1九州大学工学部電子工学科
pp.1595
発行日 1987年12月15日
Published Date 1987/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913534
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第6回生体磁気国際会議(6th International Conference on Biomagnetism)は1987年8月27〜30日,東京大手町のサンケイ会館で開催され,22か国300余名の参加を得て成功裡に終わった.会議の運営は,組織委員長:渥美和彦東大教授,事務局長:小谷誠東京電気大教授を中心に3年の準備を費して行われた.
この会議では脳磁図,心磁図および肺磁図を中心とする生体磁界の研究と生体磁界を検出するSQUID(superconducting quantum interference device)技術,および関連するトピックスについて討議がなされた.
第1回国際会議は自由討論の形式で1976年ボストンで,第2回は1978年グルノーブルで行われた.第3回会議から論文集を発行する形となり,1980年ベルリンで,第4回は1982年ローマ,および第5回は1984年バンクーバと開催されてきた.
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