資料
全血検体でも検出可能なCRPテスト「三和」Latexの検討
妹尾 よしみ
1
,
佐々木 勝一
1
,
山岸 安子
1
,
岩田 弘
1
,
河合 忠
1
1自治医科大学附属病院臨床病理部
pp.904-907
発行日 1986年8月15日
Published Date 1986/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913046
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C-reactive protein(CRP)は,炎症性疾患や体内組織に壊死があるような病態で著しく増量する血漿蛋白の一つであり,代表的な急性相反応物質として知られている.
1930年にTillet and Francis1)によって肺炎球菌感染症患者の血清中に見いだされ,Ca++の存在下で肺炎球菌菌体のC—多糖体と沈降反応を起こすことがわかり,Volanakisら2)によりC—多糖体分子中のリン酸コリン残基が主たる結合部位であると報告されている.
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