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資料
パーソナルコンピュータによる病理検査材料の簡単かつ実用的な管理システムについて
A Simple and Practical Personal Computer Assisted System for Surgical Pathology
岡村 明治
1
,
斎藤 志郎
1
,
佐々木 茂生
1
,
伊藤 裕子
1
Akiharu OKAMURA
1
,
Shiro SAITO
1
,
Shigeo SASAKI
1
,
Hiroko ITOH
1
1兵庫県立成人病センター検査部
1Dept. of Pathology and Hematology, Hyogo Medical Center for Adults
pp.661-663
発行日 1986年6月15日
Published Date 1986/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912987
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はじめに
医療の進歩と昨今の緊縮を求められる医療行政の中で,蓄積する膨大なデータの効率的な管理・運用は医療機関に課せられた重大な課題である.その中でも特に疾患の確定診断にかかわることの多い病理材料の効率的な管理は,今や病理医のみならず,その医療機関の発展を左右すると言っても過言ではない.このような時勢の中で,当センターでは昨年の開院を契機に検査部の化学,免疫,血液,尿検査などのデータをすべて汎用コンピュータで処理・管理するシステムを導入しているが,これらのデータを手もとで把握し,診断の助けとするよう病理医のデスクにも端末機としてOA用パーソナルコンピュータを設置している.そこでこのパーソナルコンピュータの本来のOA用に開発された機能を利用し,複雑多岐にわたる病理生検,手術材料のデータを比較的簡単に処理するシステムを作成し,存外の効果を上げているので,このシステムについて若干の文献的考察を加え報告する.
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