Japanese
English
研究
新しいCandida用簡易液体培地による口腔清掃効果の判定について
Estimation of the Effects of Mouth Cleaning by a New Selective Liquid Medium for Candida
谷口 晶英
1
,
駒井 正
1
,
浜田 驍
1
,
藤本 正之
2
,
吉田 勲
2
Akihide TANIGUCHI
1
,
Tadashi KOMAI
1
,
Takeshi HAMADA
1
,
Masayuki FUJIMOTO
2
,
Isao YOSHIDA
2
1鳥取大学医学部歯科口腔外科学教室
2兵庫県登録衛生検査センター
1Dept. of Oral Surgery, Tottori University School of Medicine
2Hyogo Registered Laboratory Center
pp.79-82
発行日 1985年1月15日
Published Date 1985/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912475
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はじめに
人口の高齢化が進行する中で,老人医療,とりわけ寝たきり老人の医療の問題が多くの課題を提起し,現在に至っている.
歯科医療においても例外ではなく,障害者の歯科医療をどう進めるか,という観点から,寝たきり老人の歯科医療について,その体系化が急がれている.そこで著者らは,地域中核病院である私立吉川病院のスタッフの協力を得て,寝たきり老人入院患者の口腔衛生状態を把握し,その改善の方向を明らかにするために,寝たきり老人入院患者の口腔清掃を行い,その効果について検討を加えた.また,口腔清掃効果の客観的評価の方法として,Candidaの菌数を反映する新しいCandida用簡易液体培地(ストマスタット,三金工業(株))を使用し,疫学的調査におけるCandidaの意義とその菌種同定手順について若干の知見を得るに至った.
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