今月の主題 妊娠
技術解説
羊水分析
島田 信宏
1
Nobuhiro SHIMADA
1
1北里大学医学部産婦人科学教室
pp.1573-1579
発行日 1982年12月15日
Published Date 1982/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911741
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
周産期医学(perinatal medicine)が著しく発展した今日では,その臨床上で羊水分析による種々の胎児診断は欠くことのできない存在となり,外来での診療項目にも加えられている.臨床の実際で,羊水穿刺により羊水を採取し,それを分析して行う羊水分析は,妊娠中期での胎児の先天異常診断,後半期での胎児の成熟度,あるいは感染の診断,またRh式血液型不適合妊娠では胎児溶血性疾患の診断などに用いられている.ここでは,その手技と検査データの臨床的意義について解説する.
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.