Japanese
English
研究
小児患者におけるHBs抗原,抗体の検討
Study of HB virus antigen and antibody in children's hospital
杉山 武喜子
1
,
遠藤 亨一
1
,
西川 伸一
1
,
内記 千世子
1
,
福田 文男
1
Takiko SUGIYAMA
1
,
Koichi ENDO
1
,
Shin-ichi NISHIKAWA
1
,
Chiseko NAIKI
1
,
Fumio FUKUDA
1
1静岡県立こども病院臨床検査科
1Dept. of Clinical Laboratory, Shizuoka Prefectural Children's Hospital
pp.1645-1648
発行日 1981年12月15日
Published Date 1981/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911442
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
HBウイルスに関しては疫学調査をはじめとして各種肝疾患との関連1,2),検査法の研究3〜6),更に最近では感染防止に関する検討がなされている.しかし,筆者らの調べた範囲では,小児期のHBウイルスに関しての服告7〜9)は母子間感染の研究10,11)以外に余りみられず,未解決の点も多い.筆者らは小児専門病院として開院以来3年間のHBs抗原,抗体陽性児を中心に疾患との関連,HBウイルス保有率,感染経路,肝機能などについて可能な限り整理し,成人とかなり相違する結果を得たので,若干の文献的考察を加え報告する.
Copyright © 1981, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.