私のくふう
マゲネチックスターラーを用いたサコマノ集細胞法実施上の一工夫
稲荷 公一
1
,
門屋 清輝
1
,
大泉 えり子
1
,
井手 寿夫
1
,
重松 授
1
1愛媛県立中央病院検査部
pp.210-211
発行日 1981年2月15日
Published Date 1981/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911163
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肺癌は年々増加傾向にあり,現在胃癌に次いで癌死亡中第2位の死亡率を占めている.従来の喀痰細胞診では,検体が,検査室に届くまでに変性が起こりやすく,多量に含まれる粘液によって細胞数の希釈が起こり,連続的検査を必要とする.これらの欠点を補うサコマノ集細胞法が注目されてきたが,私どもは高速ミキサーの代わりにマグネチックスターラーを使用し,かなり優れた標本を作製することに成功した.
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