今月の主題 集団検診の技術
カラーグラフ
肺癌集団検診のためのサコマノ集細胞法
高橋 正宜
1
,
武内 康雄
1
,
石川 裕
2
,
安藤 千秋
3
1岐阜大学病理
2大垣市民病院呼吸器科
3大垣市民病院検査科
pp.128-130
発行日 1980年2月15日
Published Date 1980/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915372
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中心型肺癌が集団検診の対象となり,X線間接撮影と同時に喀痰細胞診が施行されるに至り,にわかにサコマノ集細胞法が注目されてきた.本法は細胞の長時間の保存と痰を液状化集細胞するという重要な特徴を具備している.遠沈し沈渣を塗抹する集細胞の効果は陽性率の上昇をもたらすが,細胞形態の変形は避けられない.細胞型分類はサコマノ式スクリーニング後に直接塗抹法で確認することが望ましい.
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