Japanese
English
研究
ヘパプラスチンテストの自動化の試み
Determination of Clotting Time of Hepaplastintest by the Automatic Coagulometer (CLO-TEK)
薄 和保
1
,
秋山 康博
1
,
坂部 尚子
1
,
川島 英敏
1
Kazuyasu USUKI
1
,
Yasuhiro AKIYAMA
1
,
Naoko SAKABE
1
,
Hidetoshi KAWASHIMA
1
1エーザイ株式会社薬理研究所
1Dept.of Pharmacology,Section of Experimental Therapeutics Research, Eisai Co., Ltd.
pp.85-88
発行日 1981年1月15日
Published Date 1981/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911136
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緒言
ヘパプラスチンテスト(エーザイ)は.内因性凝血阻害因子(PIVKA)に感受されず肝,胆道疾患時に低下する3種の凝血因子(第II,VII、X因子)の活性を正確に測定できるよう,Owrenら12)が開発した凝血能検査試薬である1〜4).したがってヘパプラスチンテスト値は,単に凝血能を示すだけでなく,肝臓における凝血蛋白の合成能を正しく反映することから,肝機能検査薬としても広く用いられている5〜7).
しかしヘパプラスチンテストは一般には用手法により,凝固反応終末点を肉眼で判定する方法がとられていることから,判定のバラツキや測定者による個人差が生じることは避けられない事実である.
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