検査機器のメカニズム・49
ノック式ピペッター
水野 映二
1
1三井記念病院中検
pp.102-103
発行日 1976年1月15日
Published Date 1976/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542909255
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臨床検査が進歩するに従って,取り扱う検体も増加する傾向にある.したがって,各操作段階に,従来から使用しているホールピペットやメスピペットの操作は煩雑になってきている.能率的で精度の良い安全なピペッターが要求されるようになった.現在,能率化した機器は多種類あるが,その一種であるノック式サンプルピペッターが国産,舶来を問わず,各社から市販されるようになった.これらがピペット操作の日的をすべて満たしているかどうかは疑わしいが,その性能を理解し,その範囲内で使用すれば,十分に日的を達成できるものと思われる.今回,簡単な補助的知識として一例をあげながら説明する.
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