グラフ
心音計—熱ペン式とフィルム式
太田 怜
1
,
町井 潔
2
1自衛隊中央病院内科
2東大吉利内科
pp.285-288
発行日 1969年4月15日
Published Date 1969/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906381
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心音心雑音とは,心臓ならびに近接大血管から発生した振動のうちで,特に可聴域内のものと定義することができる.これらを記録するために設計されたものが,心音計である.心音計は①集音部,②増幅部(フィルターが内蔵されている)③記録部の3部からなりたっている.今日,心音計には,撮影式と直記式の2種があるが,これは記録部がフィルム式になっているか,熱ペン式になっているかの相違である.心音図作製の簡略化という点で,後者の方がはるかにすぐれているが,得られた心音図の精度という点ではいまのところ,前者に遠く及ばない.
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