技術解説
血小板の鏡検所見
雨宮 洋一
1
1日大・第1内科
pp.1391-1396
発行日 1975年12月15日
Published Date 1975/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542909201
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血小板は止血機構において最も重要な役割を果たしている細胞であるが,その機能が明らかになってきたのは,他の血球の歴史と比べて比較的近年である.
血小板の最初の発見者はDonné(1842)であるといわれており,現在の血小板に対する考えに近い概念を唱えたのはBizzozero (1882)で,巨核球から生ずることを指摘したのはWright(1906)である.
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