検査機器のメカニズム・44
水道メーター
高畑 光雄
1
1(株)金門製作所・中央研究所水機器研究室
pp.888-889
発行日 1975年8月15日
Published Date 1975/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542909071
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現在使用されている水道メーターには非常に多くの種類があるが,その測定原理より推測式と実測式に大別できる.従来わが国で使用されている水道メーターのほとんどが推測式であり,その測定原理は流れている水の速度により羽根車が回転し,この羽根車の回転速度が流れている水の速度に比例すること,すなわち羽根車の回転数が通過水量に比例することを利用し,羽根車の回転数を機械的に数えて水量を知るものである.
推測式水道メーターにはその構造により,接線流羽根車式,軸流羽根車式,ベンチュリー管分流式などがある.一般家庭に使用されている口径13〜25mm程度の水道メーターのほとんどは接線流羽根車式であるので,ここではこの測定原理について紹介する.
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