カラフグラフ
r/b tubeの使用法—カラーグラフ参照
小栗 豊子
1
1順大医院中検
pp.382-383
発行日 1975年4月15日
Published Date 1975/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908933
- 有料閲覧
- 文献概要
r/bシステムは,特殊な試験管を用いて作成された4種の生培地の他にインドール試薬を備えている.各々の培地はその反応に適した環境条件(好気的または嫌気的)の下で判定されるので,指示薬の色調の変化を明確に読み取ることが可能である.
本システムは腸内細菌科の簡易同定法として開発されたものであり,したがって被検菌株はチトクローム・オキシダーゼ試験が陰性のものを用いる.またtube No.1でブドウ糖を発酵しないものも腸内細菌科以外であるから除外する.tube No.4(Soranaseの培地)はEnterobacter-Serratia群の鑑別に必要であり,その他の腸内細菌科の同定はtube No.1(r/bR 1),tube No.2(r/bR 2),tube-No.3(Cit/Rham培地)の3種でよい.
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.