症例を中心とした検査データ検討会・1
クリオ(寒冷)グロブリンを伴ったMタンパク血症を呈した症例
岩本 明子
1
,
大島 寿美子
1
,
亀井 喜恵子
1
,
河口 行雄
1
,
桑島 実
1
,
中野 栄二
1
,
土屋 俊夫
1
1日大病院検査科
pp.154-160
発行日 1975年2月15日
Published Date 1975/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908870
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司会(中野)症例を中心とした検査データの検討会をReversed CPC形式で始めたいと思いますが,まず土屋先生からこの検討会の意義について一言お願いします.
土屋 いつも言っていることですが,R-CPC形式は医師が検査データから病態診断を行うトレーニングとしてやられるもので,ここで我々が行うのは,検査科で得られたデータがどのように臨床医に利用されているか,あるいは検査科に提出された血清などの検体のうらには患者さんがいるんだという実感をこの検討会でつかんでほしいと思います.我々は常に正しいデータを提供しているのかどうか,そのデータは病気とどんな関係があるのかなどを考えながら討論してもらいたい.
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