臨床検査の問題点・68
補体の検査—定量法を中心に
稲井 真弥
1
,
巴山 顕次
2
1大阪府立成人病センター(第7部免疫血清検査科)
2阪大微研臨床検査部血清学
pp.1202-1207
発行日 1974年11月15日
Published Date 1974/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908727
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梅毒血清反応に適用されている補体結合反応(緒方法,Kolmer法……)には,多くの検査室が100%溶血法を使っているが,精度の高い50%溶血法の合理性はまだまだ理解されていない.補体の成分や性質など初歩的な説明を通して補体価の定量法,検体の取り扱い,さらには多くの可能性をひめた"補体"の活用法を話し合い,補体の検査を身近かなものにしたい,(カットは,正常ヒト血清のβ1c(C3)およびβ1E(C4)沈降線)
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