新しいキットの紹介
血液中の病原細菌の検出に関する検討—Vacutainer culture tubeの応用
松原 忠雄
1
,
浅野 英夫
1
,
岩尾 守義
1
,
横田 好子
1
,
西田 実
1
1藤沢薬品(株)・中央研究所
pp.1118-1121
発行日 1974年10月15日
Published Date 1974/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908701
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Vacutainer culture tubeを血液中細菌の検出培地として検討し,次の結果を得たので報告する.
(1) Vacutainer culture tubeは一種類の培地で,好気性菌および嫌気性菌の発育が可能で,市販のcul-ture bottleより広い範囲の細菌の検出ができる.
(2)各種のグラム陰性菌およびS.aureusの発育が市販のCulture bottleよりも速く,より少ない接種菌量でもこれらの菌の検出が可能である.
(3) S.Aureus209-P JC-1による実験的菌血症ウサギの血液中の菌の検出効果においても良好な成績が得られた.
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.