付・私たちの検査室
"臨床"とのコミュニケーションが課題
田中 立夫
1
1高知市立市民病院臨床病理検査科
pp.579
発行日 1974年5月15日
Published Date 1974/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908554
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私たちの病院は歴史は古く,すでに明治26年に設立された高知市立伝染病隔離病舎に端を発し,昭和24年に一般病科として,内科,外科,産婦人科の新設を契機に総合病院としての一歩を踏みだした.昭和44年市立潮江市民病院を統合するとともに,新館も増設し各種の最新医療器具を導入しほぼ現在の姿となった.
ベッド数は500床にやや満たないが,当時地方病院としては数少なかった臨床検査,病理検査の各専属の医師と独立した麻酔科を配し,全22科,医師40余名,検査技師26名を擁するに至った.特に循環器と検査部門の充実に留意し,当時の地方自治体病院としては有数の近代的設備をほこるものであったといえよう.
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