ひろば
検査技師と医療器機
大竹 敬二
1
1八王子医療刑務所医療部臨床検査室
pp.865
発行日 1973年8月15日
Published Date 1973/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908178
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ME診断士・医学電子科など医療器械に関する専門職が,医療の進歩とともに必要とされだし,検査室も年々検査内容の充実と細分化により,多くの記録計・測定機・分析機が導入されているが,今までのように,仕事のあい間に簡単に修理できる器械は少なくなり,医療器械専門の整備員が,定期的に巡回し点検修理してくれることを願うようになったが,電話で修理を依頼するだけでは無関心過ぎないだろうか.
ともに協力するということで,今まで以上に医療器械に関心を示し,同一故障なら自分で修理するくらいの勇気と技術を身につけたいものである.毎回同じ個所の修理で専門職の方を呼ぶことは双方で大きな損失をすることになる.検査技師である以上,検査室使用の機器はよく理解し,記録計・測定機なり分析機の機能が持っている,機力・分析力・性能をフルに発揮させ,じようずな利用と精密で正確な結果を出させる努力を惜しんではいけない.
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