新しい機器の紹介
ポラロイドならびにズームレンズ着装顕微鏡の使用経験—特に染色体分析法への応用について
水野 晶子
1
,
前島 義臣
2
,
反町 固
3
1都立広尾病院検査科細胞診
2KK三啓
3日本光学工業KK
pp.1036-1042
発行日 1972年9月15日
Published Date 1972/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907756
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はじめに
染色体検査法は最近一部の臨床検査部門に取り入れられ,研究の段階から応用への域に進展した感が深い.特に先天性異常,白血病,悪性腫瘍などの検索法に適用することはきわめて意義あるものである.
ヒトの染色体数は既知のごとく22対の常染色体と1対の性染色体を有し,XY,XXとそれぞれ男性,女性と区別し,46本の染色体で構成されていることはDenver (1960),London (1963),Chicago (1966)の国際会議で決定されている.
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