ひろば
臨床検査の醍醐味―臨床検査で診断が確定した症例
中西 寛治
1
1鹿児島・国立志布療養所研究検査部
pp.1018
発行日 1972年9月15日
Published Date 1972/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907751
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1)開業医から虫垂炎の疑いで当所に診断の依頼があった.中学2年の女子で,おそらく腹痛を訴えたのであろう.母と一緒に来所した.
さっそく,白血球算定をせよとのことで算定したところ,18万余/mm3であった.そこで外来婦長に結果を渡たしたところ,電話で医師に連絡していたが,1万8000と言おうとして読みにくく,よく見るとケタが1つ違うことに気づき,18万余である旨告げた.
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