Senior Course 病理
録音・再生機の活用
桔梗 辰三
1
1横浜市大中検病理
pp.795
発行日 1972年7月15日
Published Date 1972/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907696
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剖検,切り出しおよび病理組織学的検査では書類の作製がぼう大な時間と労力を要する.その能率向上をはかるうえで種々のくふうがなされているが,その1つとして所見を記載する際,見たものをその時その場で文章にするのが望ましい.口述文章を録音し,あとで書類に直すと検索中は目を離さずにすみ,長いまたは詳細な文章を作ることに苦痛を覚えないので,より正確にして緻密な所見が残せる.
このような理由で種々の録音兼再生機を使用してみた.現在使用中の機械は多少の不満は残るが,それを紹介したい.ソニー製のSective BM−30を本体とするカセット式テープレコーダーで,種々の付属品がある.本機の使用法はデクタフォン,ビクタフォンテや他のテープレコーダーと根本的な差はない.
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