研究
常時閉鎖式の簡易弁を用いた分注装置の作成,ならびにその基礎実験
奥村 明
1
,
魚住 光郎
2
1阪大・中央研究室
2阪大第1生理学教室
pp.609-610
発行日 1971年6月15日
Published Date 1971/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907231
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はじめに
臨床検査ならびに多方面の実験室において,一定量の液体を測り採る操作がくり返されることが頻繁に行なわれている.このことは特に臨床検査室において最も基本的なことで,かつたいせつな作業である.このくり返しの操作を手際よく,能率的にする目的で手動,あるいは電動の分注装置が多くの実験・研究室において用いられている.
これらの分注装置は便利であるにもかかわらず,一般にピペット程度には用いられていない。その原因は,まず第1にピペットに比べて高価であること,第2には,微量の測定には制限が加わるなどによる.
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