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ブドウ球菌とレンサ球菌
土屋 俊夫
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1日大・臨床病理
pp.894
発行日 1970年9月15日
Published Date 1970/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906902
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1.ブドウ球菌
ブドウ球菌のブドウという語源はギリシア語の"Staphyle(ブドウの房)"という意味に由来しており,グラム染色標本ではグラム陽性のブドウの房状の配列を示す.しかし検体を直接染色した場合は双球状または短い連鎖で,レンサ球菌との見分けが困難なことがある.ブドウ球菌の分類は以前は色素産生能による分類がなされ,黄色ブドウ球菌,白色ブドウ球菌,レモン色ブドウ球菌のごとく区分されたが,今日ではコアグラーゼ産生能とマンニット分解性による分類がなされて,黄色ブドウ球菌,表皮ブドウ球菌の2者に分けられる.
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