学会印象記
第7回世界臨床病理学会—自動化と簡易化カナダのモントリオールで40か国参加
蓮沼 進
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1日大・臨床病理
pp.54-55
発行日 1970年1月15日
Published Date 1970/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906664
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カナダの入口バンクーバーに着いてみると,きのうまでの東京のむし暑さとはうってかわって,ちょうど夏の終わりの北海道を思わせるさわやかなはだざわりの風や色とりどりの花が咲きみだれている美しい庭の多いのに目をみはりました.ここからカナダロッキーを越えて5時間ほどで,小沢征爾のトロント交響楽団で有名なトロント市を経て,セントローレンス河にのぞむカナダ第1の大都市モントリオールに到着しました.ここは1967年,カナダ独立100年を記念して万国博が開かれたところです.
ここのクインエリザベスホテルという一番大きなホテルで,7月14日から18日までの5日間にわたり,A,CRitchie会長のもとで,カナダ病理学会,カナダ臨床化学協会およびカナダ細菌学会共催の第7回臨床病理国際会議が開催されました.参加国は約40か国,参加会員数は1000名に達し,日本からは約30名参加し,アメリカ,カナダについてで3番めでした.
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