カラーグラフ
85か国の参加が実現した国際色豊かな大会
河合 蘭
pp.690-694
発行日 1993年9月25日
Published Date 1993/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900861
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町中いっせいに花の季節を迎えたカナダのブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーにて,5月9日から6日間にわたり,第23回国際助産婦連盟(ICM)大会が行なわれた。
集まった2500名の参加者は,数こそ神戸大会の約半数であったが,開発途上国を含め参加国数は85か国と大変に多く,国際色豊かな大会となった。これは,今大会では先進加盟国が開発途上国の助産婦の大会参加費用を援助する「SAM(スポンサー・ア・ミッドワイフ)スコラーシップ・プログラム」が実施されたためと考えられる。このプログラムによって,28か国・44名の助産婦が大会に参加することができた。また,会場にはWHOとユニセフとの共同事業である「SMI(セーフ・マザーフッド・イニシアティブ)」への募金箱も設けられた「2000年までに世界の妊産婦死亡率を半減する」という目標をよりよく認識することができた。
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