海外留学 不安とFUN・第51回
モントリオールからBonjour !!・2
畑 匡侑
1,2
1Labo Sapieha, Maisonneuve-Rosemont Hospital Research Centre
2京都大学大学院医学研究科眼科学教室
1Labo Sapieha, Maisonneuve-Rosemont Hospital Research Centre
pp.262-263
発行日 2020年3月15日
Published Date 2020/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410213487
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一番の不安 過酷な寒さ
モントリオールに留学するに当たって,言葉の壁と同じくらいに不安があったのは,−30℃になるという冬を生まれたばかりの乳児連れで無事に過ごすことができるのか,ということでした。
私がカナダに渡った5月の終わりは,まだまだスプリングコートが必要な気候ではありましたが,日も長く朝5時頃から夜は9時頃まで明るく,とても過ごしやすいものでした。来た当初はもちろん生活の立ち上げや,日本との研究環境の相違に戸惑うことも多くありましたが,モントリオールは治安も良く,人も親切で,また「北米のパリ」と呼ばれるだけあって食事もおいしく,日本の食材も意外と何でも手に入るので,特に困ることもありませんでした。何よりも気候が良く,週末ごとに街中の至る所でイベントが開催され,街全体が夏を楽しんでいる,という雰囲気で溢れていました。
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