研究
Heller変法における感作単位の検討
青野 悠久子
1
,
井上 準子
1
,
堀越 晃
1
,
島岡 和子
1
,
杉 栄子
1
,
小野寺 信子
1
,
箱崎 ヨシ子
1
,
水岡 慶二
1
1東大付属病院中央検査部血清検査室
pp.1297-1300
発行日 1969年12月15日
Published Date 1969/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906649
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はじめに
当検査室では,当初より慢性関節リウマチ(Rheumatoid arthritis(以下RAと略す)の検査法としてWaaler-Rose反応を実施してきたが,リウマチ因子の検査法として原理的にもすぐれ,鋭敏度,特異度ならびに再現性もより高いとされているHeller変法2,5)を,Waaler-Rose反応と比較検討したところ,よい成績が得られたので,昭和40年11月からHeller変法に切り替えた.以来,Waaler-Rose反応と同様にヒツジ血球の感作単位を1/2凝集単位にして検査を行なってきたが,ときどきリウマチ因子以外の原因によると考えられる非特異凝集が認められることがあったので,日常行なっている検査法を再検討する目的で,凝集素価の測定法および感作単位について検討してみた.
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