新しいキットの紹介
Leucine aminopeptidase測定に関する検討
戸沢 敬夫
1
,
太田 瑛子
1
,
長場 朝子
1
,
二階堂 ミサ子
1
1福島県立医大中央臨床検査部
pp.990-993
発行日 1969年11月15日
Published Date 1969/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906588
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はじめに
Leucine aminopeptidaseは,proteaseのうちexopeptidaseに属し,基質の末端α-アミノ基に隣接するpeptide結合の開裂を触媒する酵素であり,アミノ基末端にLeucineを有するとき,最も強い特異性を示す1).
この酵素は人体各臓器に広く存在し2),急性肝炎,肝硬変,肝癌,胆道癌および膵頭部癌などで血中に増加し,トランスアミナーゼ,アルカリホスファターゼに比べ疾患特異性がかなり高いことから,臨床的に注目されている酵素となった3,4,5).
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