カラーグラフ
梅毒病原体の検出法
笠松 重雄
1
,
富沢 孝之
2
1国立予防衛生研究所
2国立東京第一病院
pp.908-909
発行日 1969年11月15日
Published Date 1969/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906562
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梅毒病原体(Treponema pallidum;TP)を検出する場合,検出方法にそれぞれ特徴があって,病期によって適当なものを選んで行なったほうが検出率はよい.初期梅毒においては,局所の材料からの暗視野顕微鏡法が最もよいと思われる.2期疹のような発疹になるとTPの組織鍍銀法がよく,その検出率の高いことがわかっている.
ここにあげた標本は,実験梅毒ウサギの皮膚と睾丸を材料としたもので,技術解説(929ページ)にあげたTP検出法をそれぞれのせた.すなわち暗視野顕微鏡標本,組織凍結切片螢光抗体間接法,組織Levaditi鍍銀染色法,組織岐阜大学鍍銀染色法である.
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