研究
プロトロンビンメーターを用いた線維素溶解時間測定法について
長谷川 淳
1
,
新木 一夫
2
,
久保田 勝秀
2
,
武山 正男
2
,
本田 昌子
2
,
森居 智恵子
2
,
竹中 ますえ
2
1北大病院第1内科教室
2北大病院検査部
pp.256-258
発行日 1969年3月15日
Published Date 1969/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906375
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はじめに
現在,線維素溶解現象の測定方法として種々の方法が考案され利用されている.しかし,現在広く利用されている全血および血漿溶解時間測定法,フィブリン溶解時間測定法,フィブリン平板測定法などの終末点ならびに溶解面積の判定は,全て目視によってなされている.そこでわれわれは主観的要素の入りやすい目視法を改め,客観的に終末点を判定する目的で,プロトロンビン時間などの測定に用いられているプロトロンビンメーター1)を用いてフィブリン溶解時間を測定する方法を考案したので報告する.
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