技術解説
血球数算定用メランジュールの検定
宮坂 五一郎
1
1東京医大
pp.199-200
発行日 1959年4月15日
Published Date 1959/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905563
- 有料閲覧
- 文献概要
白血球メランジュールの検定
白血球メランジェールに関する通産省の検定規格(東京都において検定実施)は±3%となつているが,この規定は目盛り1.0までの容積と膨大部の容積比についてのみあてはまり,目盛0.5までの容積に関しては検定されていない。従つて白血球数算定には,血液を1.0まで吸い,特に0.5で行う場合には各自で検定するか,または日本血液協会検査合格証及びJHS(Japan Hematological Standard)の刻印付きのメランジュールを使用する必要がある。
因みに該協会では,白,赤血球メランジュール共に,目盛り1.0及び0.5の両者に対して誤差が±3%以内にあるものに合格証及びJHSの刻印を附すことにしている。
Copyright © 1959, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.