検査室統計
一般細菌検査の統計的観察(昭和32年度)
星野 孝
1
,
永井 吉造
1
,
村山 蓊助
1
,
粟田口 重美
1
,
小山 恒太郞
1
,
桂川 晶子
1
,
鈴木 葉子
1
,
長沼 恵子
1
,
坂上 のり子
1
,
江森 清子
1
,
福岡 芙美子
1
1東大病院臨床検査部細菌検査室
pp.169-177
発行日 1959年3月15日
Published Date 1959/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905559
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さきに昭和31年度の一般細菌検査の統計的観察を報告して丁度1年になる。年を逐つて変化する感染症の様態を動態的に把握するには,この種の統計観察を一年毎に行う必要がある。今回は前年度と略々同じ集計方法によつて,昭和32年度の結核菌を除いた一般細菌検査について集計した結果を報告する。この統計を作るにあたつて,臨床検査部前副部長樫田良精博士,現副部長吉利和博士,細菌検査室運営主任川上保雄博士,技術主任岩田和夫博士の御指導・御厚誼に負う所が大きかつた。
各科別検査件数は第1表に示すように,感性検査は全件数の約1/4を占めている。内科・小児科は60%,外科・整形外科・産婦人科は30%,その他の諸科は10%の検査物を依頼してきた。
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