Japanese
English
研究
糞便潜血反応濾紙法の価値
The value of paper method in occult blood reaction in stool
高岡 要
1
Kaname Takaoka
1
1自衛隊中央病院外科
pp.47-49
発行日 1959年1月15日
Published Date 1959/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905541
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I.はじめに
近年病院に於ける臨床検査の方法は,迅速・精確なる診断の補助手段として重要視せられる結果,益々その数・量を増し従来研究室の域を出なかつた検査法すら漸次一般検査へと移り行く趨勢にある。このように日進月歩の臨床検査方法に対して,限られた数の技術者を一定の時間内に駆使して,しかも迅速・精確な検査成績を要求することは,勢い彼等に過大な仕事量を強請する結果となり易い。日常臨床にたずさわる医師としてこれらの眼に触れ難い「縁の下の仕事」に対して今一度その方法を再検討し,結果が正確で従来の方法より何等かの点で優れており,且又時間的・物資による濾紙法と上記の二通りの試験管法との優劣を比較検討したので以下業務管理面をも含めて,それらの優劣を述べ,大方諸賢の御批判を仰ぎ度いと思う。
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