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L型アミノ酸トランスポーター1と乳腺腫瘍
内ヶ崎 新也
1
,
寺戸 雄一
2
,
坂本 穆彦
2
1山形大学医学部病理学第二講座
2杏林大学医学部病理学教室
キーワード:
L型アミノ酸トランスポーター1
,
乳腺腫瘍
,
乳癌
Keyword:
L型アミノ酸トランスポーター1
,
乳腺腫瘍
,
乳癌
pp.1698-1700
発行日 2002年12月15日
Published Date 2002/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905308
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1.はじめに
L型アミノ酸トランスポーター1(L-typeamino acid transporter 1;LAT 1と略)は,広い基質選択性を示すアミノ酸輸送蛋白である.細胞の増殖能の高い細胞に多く発現するとされ,近年悪性腫瘍細胞について知見が集積されつつある.
本稿では,乳癌ならびに乳腺の腫瘍性病変・腫瘍類似病変を中心に悪性腫瘍とLAT 1の関係について述べる.
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