今月の主題 C反応性蛋白
技術解説
CRP測定の誤差評価法
桑 克彦
1
Katsuhiko KUWA
1
1筑波大学医療技術短期大学部
キーワード:
基準測定体系
,
不確かさの大きさ
,
ポイント誤差評価
Keyword:
基準測定体系
,
不確かさの大きさ
,
ポイント誤差評価
pp.982-988
発行日 2002年9月15日
Published Date 2002/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905179
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CRPの測定は従来の急性炎症時のモニタリング以外に,動脈硬化症などの慢性炎症時のマーカーとしても測定される.なかでも冠動脈疾患の予知因子としての測定には,高感度測定法が必須であり,CRP濃度0.1mg/dl付近でCV3%以下の測定精度および検出限界が0.015mg/dl以下が条件となっている.したがって,測定の特性としては,検出限界,正確さ,ポイント誤差評価が重要である。CRP測定では基準測定体系が設定されることから,正確さに関する評価が容易である.
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