特集 超音波検査の技術と臨床
Ⅱ.総合
2.乳腺診断―再構築の動き
遠藤 登喜子
1
Tokiko ENDO
1
1国立名古屋病院放射線科
pp.1261-1264
発行日 2001年10月30日
Published Date 2001/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904917
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はじめに
超音波検査は乳腺疾患の発見と診断において必要不可欠であり,その進歩が乳癌の早期発見と適切な治療に貢献することは間違いない.今までの研究により蓄積された知識を集積し再構築することにより,さらに有用な診断法になると考えられる.
日本超音波医学会の乳腺超音波診断基準改訂の動きを受け,多くの乳腺超音波の研究者が共同し検討してきた.その結論はいまだ出されていないが,本稿には日本乳腺甲状腺超音波診断会議(以下JABTS)の用語・診断基準小委員会における討論の中間報告として2001(平成13)年4月に発表された基準(案)1)を基調として,私見を加えて述べる.
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