学会だより 第11回日本臨床微生物学会
よしやるぞ,との心意気をもらって
奥住 捷子
1
1東京大学医学部附属病院検査部
pp.1152
発行日 2000年10月15日
Published Date 2000/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904520
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本年2月5日(土)と6日(日)に第11回日本臨床微生物学会が横浜(県民ホール・ワークピア横浜)で伊藤章(横浜市立大学)会長,田澤節子(昭和大学藤ケ丘)副会長によって開催され約800名の参加者があった.本会に参加する度に思い出すのが,紺野昌俊帝京大学名誉教授によって運営された第1回日のあの熱気.真冬なのに参加者の頬は上気し,会場は,階段に座る者,演壇裏の楽屋の座敷の荷物に埋もれながら漏れ聞こえてくる講演内容をノートに取る者まで見られた.紺野会長から,帝京大学臨床病理・中央検査部の方々への労いの言葉,閉会を宣言しても拍手の嵐で席を立とうともしない微生物検査・技術を学ぼうとする仲間たち,微生物を可愛がっているこんなにたくさんの方々と一緒に勉強できた感激は,11年後の今でも忘れることができない.あの喜びが,「学会に行きましょう」と,この学会への参加を勧める源と思う.
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