今月の主題 血管壁細胞
各論―測定と病態との関連
エンドセリン
菅野 義彦
1
,
中元 秀友
1
,
鈴木 洋通
1
Yoshihiko SUGANO
1
,
Hidetomo NAKAMOTO
1
,
Hiromichi SUZUKI
1
1埼玉医科大学腎臓内科
キーワード:
高血圧
,
心筋梗塞
,
受容体拮抗薬
Keyword:
高血圧
,
心筋梗塞
,
受容体拮抗薬
pp.1098-1104
発行日 1999年10月15日
Published Date 1999/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904190
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エンドセリンは生体内でさまざまな作用をしており,特に循環器系疾患で果たす役割は計り知れない.しかし,エンドセリンは主として血管内皮細胞で作られ,その部位で作用を及ぼすために血液濃度を正確に測定することは難しく,またその濃度をもってその働きを決定することもできない.最近エンドセリン受容体拮抗薬や生成酵素阻害薬が臨床にも応用されるようになり,これらの発達によりいっそう,その生体での役割が明確になると期待される.
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