Japanese
English
研究
生体肝移植におけるフローサイトメトリークロスマッチの意義
Significance of Flow Cytometric Crossmatch in Living Related Liver Transplantation
二ツ山 和也
1
,
阿部 正浩
2
,
安尾 美年子
1
,
渕之上 昌平
2
,
阿岸 鉄三
2
Kazuya FUTATSUYAMA
1
,
Masahiro ABE
2
,
Mineko YASUO
1
,
Shouhei FUTINOUE
2
,
Testuzo AGISHI
2
1東京女子医科大学腎臓病総合医療センター
2東京女子医科大学第3外科
1Kidney Center, Tokyo Women's Medeical College
2The Third Department of Surgery, Tokyo Women's Medical College
キーワード:
生体肝移植
,
フローサイトメトリークロスマッチ
Keyword:
生体肝移植
,
フローサイトメトリークロスマッチ
pp.935-938
発行日 1998年8月15日
Published Date 1998/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903820
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生体部分肝移植において,術前の抗ドナーリンパ球抗体の有無と術後の経過について検討した.対象は東京女子医科大学において生体部分肝移植を施行した31症例である.抗体の検出はフローサイトメトリークロスマッチ(FCXM)により行った.抗体の有無により,対象を陽性群と陰性群との2群に分けて検討した.その結果,陽性群と陰性群の両群間において,急性拒絶反応,血栓症,生存率などに有意差を認めなかった.FCXMでの抗体の存在の有無は肝移植後の経過に影響を及ぼさなかった.
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