今月の主題 肥満
話題
肥満の薬物療法
辻 正富
1
,
山本 芳子
1
,
足立 満
1
,
井上 修二
2
Masatomi TSUJI
1
,
Yoshiko YAMAMOTO
1
,
Mitsuru ADACHI
1
,
Syuji INOUE
2
1昭和大学医学部第1内科
2国立健康・栄養研究所老人健康・栄養部
キーワード:
中枢性食欲抑制剤
,
消化吸収阻害剤
,
代謝促進剤
Keyword:
中枢性食欲抑制剤
,
消化吸収阻害剤
,
代謝促進剤
pp.440-443
発行日 1998年4月15日
Published Date 1998/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903704
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1.はじめに
肥満には糖尿病,高脂血症,高血圧,冠動脈硬化などの合併が高率にみられる.肥満度20%以上の場合や,これ以下であっても内臓脂肪型肥満のような体脂肪分布の異常の場合に,これら合併症を併発するときには,肥満症として医学的管理が必要となる.肥満治療の基本は食事療法と運動療法であるが,これらライフスタイルの修正のみでは対応できない症例も多く,薬物療法が必要となる.
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