今月の主題 骨髄腫細胞とその産生蛋白
総説
ベンスジョーンズ蛋白の構造特性
篠田 友孝
1
Tomotaka SHINODA
1
1東京都立大学理学研究科
キーワード:
免疫グロブリンL鎖
,
アミロイド原性
,
一次構造
,
多様性
Keyword:
免疫グロブリンL鎖
,
アミロイド原性
,
一次構造
,
多様性
pp.29-39
発行日 1998年1月15日
Published Date 1998/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903616
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ベンスジョーンズ蛋白が近代免疫学の世界に再登場したのは,発見から1世紀の冬眠を経た1952年のことである.周知のように,その後この分野の研究は爆発的展開を遂げることとなった.本稿では,生体防御の中核を担う抗体関連蛋白の構造特性ならびに,その代表的代謝異常アミロイドーシスとの関連性について化学の目で解説を試みる.
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