今月の主題 フローサイトメトリー―最近の進歩
総説
フローサイトメトリーとソーティングの理論
村上 知之
1
,
佐々木 功典
1
Tomoyuki MURAKAMI
1
,
Kohsuke SASAKI
1
1山口大学医学部第2病理
キーワード:
フローサイトメトリー
,
FCM
,
フローサイトメーター
,
ソーティング
,
レーザースキャンサイトメーター
,
LSC
Keyword:
フローサイトメトリー
,
FCM
,
フローサイトメーター
,
ソーティング
,
レーザースキャンサイトメーター
,
LSC
pp.1103-1109
発行日 1997年10月15日
Published Date 1997/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903436
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フローサイトメーターは,蛍光染色した細胞や染色体に光を当て,散乱光や蛍光の強さを測定する装置である.これにより,細胞の大きさや物質の量などが個々の細胞について解析できる.目的の細胞を選別・収集するソーティングという機能もある.この装置を利用した測定や学問分野をフローサイトメトリー(FCM)という.技術の進歩により最近の機種は操作が簡便になり,マルチカラー解析や解析ソフトの充実など,機能の向上が目ざましい.また,周辺機器や試薬の開発も進み,FCMの医学・生物学における重要性はますます大きくなっている.
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