今月の主題 臓器移植と臨床検査
移植に必要な検査
感染症検査
奥野 博
1
,
吉田 修
1
Hiroshi OKUNO
1
,
Osamu YOSHIDA
1
1京都大学医学部泌尿器科学教室
キーワード:
日和見感染症
,
サイトメガロウイルス
,
CMVアンチジェネミア法
Keyword:
日和見感染症
,
サイトメガロウイルス
,
CMVアンチジェネミア法
pp.881-884
発行日 1997年8月15日
Published Date 1997/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903389
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臓器移植後の感染症は免疫抑制療法に起因する日和見感染症であり,また,その時期により特徴がある.なかでもサイトメガロウイルスによる問質性肺炎は移植後2~4か月に発症し,しばしば予後を左右する重篤な感染症となるため,これを熟知し,早期に対応することは重要である.近年開発されたCMVアンチジェネミア法はCMV感染症の発症予知診断と治療の指標として有用な方法として注目されている.
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