コーヒーブレイク
成熟と若さ
屋形 稔
1
1新潟大学
pp.330
発行日 1997年3月15日
Published Date 1997/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903277
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この3月にわが国の臨床検査にとって最大の貢献をされた河合忠先生が自治医科大学を定年退職されることになった.もちろん今後にわたってこの世界をリードされることは疑いないが,先生がLab-Topicsという季刊誌面に昨年1月から"私の臨床検査史"という自伝を連載されている.
今まであまりこの種のエッセイをお書きになっていない方でもあり,まだ最初の部分であるが練れた文体とこの命題では余人の追随を許さぬ人なので必読の興味ある読み物である.現在接するあの流暢な英会話も,当初は苦手で中学時代に不可をとり心中挑戦を決意したという話は,苦手の人々にとってすこぶる励みの材料となろう.
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