今月の表紙 表在性真菌症の臨床検査シリーズ
まれな表在性または深在性皮膚真菌症の臨床検査・2
Scopulariopsis sp.およびFusarium sp.による爪または皮膚の感染症
山口 英世
1
,
内田 勝久
1
1帝京大学医真菌研究センター
pp.1230-1231
発行日 1996年11月15日
Published Date 1996/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903152
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Scopulariopsis sp.およびFusarium sp.は,通常,環境中に生息する腐生菌または汚染菌として知られる非着色性糸状菌である.しかし,その中の特定の菌種はときにヒトにさまざまなタイプの感染症を引き起こす.
Scopulariopsis sp.の代表的な病原菌種はS.brevicaulisである.本菌に起因する真菌症は比較的まれなものの,その中では爪感染が最も多く,ごくまれに深在性の肉芽腫性病変をつくることもある.
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