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網血小板測定
武内 恵
1
1慶應義塾大学医学部附属病院中央臨床検査部
pp.116
発行日 1996年10月30日
Published Date 1996/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903095
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網血小板の歴史
1969年,IngramおよびCoopersmithは,末梢血をnew methylene blueで超生体染色し,顕微鏡下で血小板内に明瞭に濃染する網状物質を見いだし,reticulated platelets (網血小板)と名付けた.網血小板は,赤血球の網赤血球に相当すると考えられ,骨髄における血小板生成を反映するものとした.しかし,同定手技の煩雑さから,その測定は普及するには至らなかった.ごく最近,フローサイトメトリーを用いた網血小板の報告がなされ,比較的簡単に測定可能で有用と思われることから,注目を集めている.
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