学会だより 第85回日本病理学会春期総会
日本病理学会の転換点となる総会
覚道 健一
1
1和歌山県立医科大学第2病理学教室
pp.954
発行日 1996年8月15日
Published Date 1996/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903001
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本年4月23~25日,東京国立教育会館他3会場で第85回日本病理学会春期総会(会長 細田泰弘)が開催された.
日本病理学会は,会員数約4,500名の人体病理,獣医病理,歯科口腔病理,毒性病理,実験病理などを包含する病理学会全体をカバーする学会である.腫瘍病理学,免疫病理学,分子病理学などの関連学会の発展とともに,その活動力が弱まった感があり,実際に,若手研究者の参加が減少傾向にあることが悩みであったが,本総会は,約1,200題の一般演題と19のワークショップ,また病理学会の伝統的特別講演である宿題報告などの発表により構成され,成功裏のうちに閉幕した.
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